3-1 生命保険の基本三型

生命保険の種類

生命保険には大前提3つのカタチがあります。これを基本三型といいます。今日はこの基本三型について説明します。

基本三型

保険商品は色々な種類が存在し、組み合わせ次第では何万通りになると思います。そこからどの保険が自分に合っているかなんて、勉強でもしない限りわかりませんよね?

この基本三型を覚えておけば、ある程度どういう保険に入った方が良いかの基準となります。もちろんプランナーの方にも相談の上保険は決めてください。

定期保険

定期保険はその名の通り、保障期間が定まっている保険です。

契約期間中に支払い事由が発生した場合のみ、保険金、給付金が支払われます。

期間が終了(満期)すれば保険の効力もなくなります。

満期を迎えても【更新】ができる保険もあります。その場合は基本的に保険料がその更新した年齢に応じて高くなりますが続けることができます。

掛け捨てで比較的安い保険料で大きな保障を得ることができるため、家計の負担を抑えつつ、必要な期間だけリスクをカバーしたい人に適しています。

養老保険

養老保険は定期保険同様期間が定まっている保険ですが、掛け捨てではなく満期時に満期保険金が支払われる保険です。

つまり万が一の際には死亡保険金が支払われ、何もなく満期を迎えたら満期保険金が受け取れる貯蓄性がある保険です。

昔はかなりの利率で運用ができていたため、特に郵便局から入っている人は多かったと思いますが、最近は運用がうまくできないため、昔ほどの魅力がないところです。

ただ法人保険として従業員の福利厚生と税金対策として今は重宝されています。

 終身保険

終身保険は養老保険同様、貯蓄性がある保険ですが、定期保険と養老保険とは違い、満期がなく、一生涯保障が続く保険です。つまり100歳でも200歳で亡くなっても保険金が届けられる保険は終身保険だけです。

また保障が一生涯続く一方で、その途中で解約した場合【解約返戻金】が受け取れます。

最初は支払った額より少なく返ってきますが、途中から支払った金額よりどんどん増えていきます。

ですので養老保険同様保障をしっかりと備えつつ、貯蓄性を兼ね備えており、養老保険とは違い、その貯蓄したお金を引き出すタイミングは融通が利くのが終身保険です。

将来のために貯蓄はしたいがいつ使うかは具体的に決まっていない方や相続対策したい方、運用を強くしたい方などに適しています。

3つの大事な考え方

ではこれらをどう選ぶか、どう組み合わせていけばいいか。

それは「目的」「大きさ」「期間」の3つで考えます。

分かりやすく言えば、「なんのために入るのか」「どのくらいの大きさの保障が必要なのか」「いつまでの期間必要なのか」です。

そこを明確することである程度商品が絞られてきます。

ある程度・・・と言いましたが、実はここがかなり難しい。

やはり相談はプロに

例えば「子供が独立する前に自分に万が一にあった時に家族が困らないようにしたい」

そんなご意向だった場合、みなさんはどのカタチを考えましたか?

【定期保険】を選ぶ方は多いのではないでしょうか?

ただこの人が考える子供の独立とはいつのことでしょうか?

またこの人が安心料というだけでお金を捨てていくようなことはしたくない!という考えだったらどうでしょう。「掛け捨て」と「貯蓄性」という概念も考慮しなくてはいけません。

色々な考え、商品の特性が絡み合うため、正直考えるだけでかなり大変です。

何が言いたいかというと、正直自分で考えるのは限界があるということです。

どういう要望に対してどういう保険商品が合っているかを知り尽くしているプロにしっかりと自分の意向を話す方がはるかに楽です。このブログを読んでいて元も子もない話ですが、餅は餅屋です。

ただ、ある程度は理解しておくことで騙されることはなくなると思います。

しっかりと勉強していきましょう。

まとめ

  • 保険には3つの型がある
  • 定期・養老・終身 それぞれ強みと弱みがある
  • 目的・大きさ・期間で考える
  • 餅は餅屋、相談はファイナンシャルプランナーへ

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